下弦の月(魚座・第5ハウス)のセルフリーディング
元は色んな人に向けて引いていたものだが、これはむしろ自分に必要・自分向けのメッセージなのではないか、と思い、こちらに書くことにした。
「このメッセージは誰もいらないのではないか?」「自分が透けて見えていないか?」などと縮こまって、どこにも書かないよりは、マシな気がする。
下弦の月は、見直しや調整・手放すことを意識させる月だ。今回の下弦の月は魚座の5ハウスで起きている。
5ハウスは遊びや恋愛、趣味に関する喜びのハウス。魚座は海王星の星座で、感情や気持ち、感受性、センチメンタルなこと、依存、神秘的なことなどを象徴する。
使ったカード
魔術的なカードと、闇を見つめるのが得意なカードと、物質世界に強いカードだ。「闇」に関しては、ミスティカルシャーマンオラクルカードに一任しているところがある。カードの性質をカード自身に尋ねたところ、「闇を見つめるのが得意」と言われたからだ。
①今までに成し遂げたこと
- カップの5
- 水(逆位置)
- 奇跡的な癒し
「水をひっくり返して空になったカップ」のイメージ。浄化し、水に流し、次の水が入るのを待っている。捨てるべきものを捨て、「次」が入る余地を作った。
カップの5は蠍座のカードで、蠍座の満月の時期の問いや行動がここに影響し結実している。破壊の始まりであり、火で水を蒸発させるような勢いを持つ。
キーワードとしては、誕生や復活、再生、可能性といったところ。その下準備が成し遂げられている。
②すでにある祝福
- ワンドのプリンセス
- 大地(逆位置)
- 困難からの脱出
- 地上世界(逆位置)
ワンドのプリンセスと「困難からの脱出」に描かれた、踊る少女たち。上昇のイメージ。
ワンドのプリンセスは野心家であり、自立心や危険を顧みない態度を表す。これは今の状態を意味しているのだろう。
地に足がついていない気持ちでいないか。「上昇」に伴うグラウンディングやセルフケアの必要性を忠告される。
解決不可能なことは一歩離れて見る。場合によっては、自分で解決しようとせずに、天に委ねてしまっていい。
追加で引いた「地上世界」の、「天が正すべきことを地上で正さないように」というメッセージからも、天の祝福や助けがうまい具合に来ているので、必要以上に気を張るな・問題に首を突っ込むなと言われている感じがする。
「上昇」のイメージが強いため、意識や波動は上がっているように感じる。
③手放してよいもの
- ワンドのプリンス
- 流れ(正位置)
- 恐れずに前に進む
- 野生の女(正位置)
焦らずに流れに乗る。意図は動き出しているので、成り行きに任せる。強い衝動は気のせいではない。抵抗の少ない道を選ぶ。
思うままに、自分らしく。
手放すとしたら「焦り」や「恐れ」の感情。
④未来へのアドバイス
- ワンドの6
- 完結(正位置)
- 静かな時間
トートタロットの属性の流れとして、水(感情)から火(行動)の世界に入っていくイメージ。古いものにしがみつかず、終わらせてから先に進む。
「人の感情を害するのではないか」という恐れを手放す。他人の行動に責任を持つ必要はなく、自分の行動にだけ責任を持てばいい。失ったものは弔って、先に行く。
一人になる時間をとることも有効。方法は何でもよいので、一人で休む。
ワンドの6は獅子座の木星のカード。ここに今回の月の5ハウスを合わせて、「自己主張すること、愛すること、自分の魅力を押し出すこと」を言われている。
未来においては、「バランス感覚」が必要である。
下弦の月(魚座・第5ハウス)リーディングまとめ
- 捨てるべきものを捨て、「次」が入る余地を作った。
- 天の祝福や助けがうまい具合に来ている。意識や波動が上がっている
- 「焦り」や「恐れ」の感情を手放す
- 古いものにしがみつかず、終わらせてから先に進むこと。他人のことは気にしない。
こんなところ。